感想 : swan song

こんばんは、お久しぶりです。今回はゲームの感想を

 

SWAN SONG - Wikipedia

 

正午くらいから初めて今9割方終わりました。CGが1個残ってて白目向いてます。

テキストをほとんど飛ばさずにオートでやっていたので映画を見ている気分でした。16時間もかかってしまったので映画というには長すぎますが。

以下、ネタバレを含むかもしれませんので苦手な方は読まれないことをお勧めします。

 

 

最初の方はメモを取りながらやっていたのですが、思っていたより長くて途中であきらめてしまったので、悪い意味で適当なことを書くかもしれません。

 

雪、極限状態と聞くと、私は幼いころに見たアンデス山脈での飛行機墜落事故の映画を思い出してしまいます。あの映画でも倫理的なところは問題になってましたし、まあいろいろと

そういうところについて御託を並べられるほど私に知識はないので、感想だけを述べようと思います。

先にメモを取るのをあきらめたと書きましたが、理由はもう一つあって最後の方はキャラクターに感情移入してしまって…それくらい個人的には描写がよかったです、いろいろと

一周目のルートが私は一番好きでした。終わり方がタイトルの通りのswan songだったと思います。司は真ん中あたりでも「いびつな方が人間っぽい」みたいなこと言ってた気がしますが、それが素晴らしいんですよね。妙子ちゃんも祈りかなんかについて話してる時にそんなこと言ってた気がします。なんにせよラストは鼻水だらだらでした。

ふと思い出したのですが、「オーケストラが死ぬ」ってどういうことだったんでしょうか。私にはまだわかりません。もしかして戦い切ったってことなんでしょうか。

ラスト以外にグッと来たところは、院長のところや、タノさんの…死ぬとこばっかですね…

 

一応、真面目なことも書いておくと、結局はいびつな集合ってことにまとめられる気がします。

集合とその要素ってものがあって、僕らは要素なわけですが、それだときついから集合を作る、しかし集合を作るには何かしらのルールが必要なわけです。人間の集合は内包的なものなのか、外延的なものなのかという感じでしょうか。前者はルール、後者はいびつなものでしょう。数学じゃないんだから。

ただ、そのいびつさを僕らはよくないものだと思ってしまう。それで要素か内包的のどちらか両極端になってしまうのでしょう。途中途中で出てくる黒い影の人、サラリーマンやエスキモーかまくらお兄ちゃんとかは要素に偏りすぎたのでしょうね。

これは各個人の思考にも適用できるのかもしれません。何かまとまったものがないと落ち着かない、一色に染まってないといけない。そう考えちゃうのが内包的で、要素は場当たり的な感じです。ここら辺は私もまとまってないのでテキトーですが。

 

そんなこんなで書きたいことはまだまだある気がするのですが、眠いので寝ます。

 

『攻殻機動隊 arise - border 3 : ghost tears』の感想

こんばんは。先日ariseを見てきたので感想をば

ネタバレをおそらく含むと思うので、苦手な方は見ない方がいいかもです。

 

 

さて、感想を書くと言ってたはいいものの、今回の話はなぜか、特に感想がないのです。

すごく不思議なんですけど。

見ている最中で話が大体予想できた(一緒に見に行った友人もそうだったようです)せいかもしれません。よくあるスパイ物の恋愛ストーリー?みたいな感じだったので。

今まで攻殻機動隊シリーズであまり素子の恋愛が描かれてこなかったのでそういう意味では新鮮ではあったのかもしれませんが、アニメ版の二期でそういう話は一応あったんですよね。(ホセとクゼってなんか名前似てますね)

肉体と義体の違いについての話として見ようにも、それについての描写が少なかった気がします。あることにはあるんですが。なんというか全体として薄味だった印象です。

 

ただ、今回も記憶の改ざんの話が出てきます。

前二作でも出てきましたから、もう全編通して、記憶の話としていいのでは、と個人的には思ってます。

そこで気になったのが、このariseが明らかにパラレルワールドを舞台にしてる点ですね。これってある種の記憶の改ざんなのでは…とか。まあそんな夢オチみたいなことはしないと思いますけど。

 

まあそんなこんなで、次回に期待です!

集合論の使用①

こんばんは、今回は集合論の使用例を挙げようと思います

(某所で私が発表させていただいた内容に少し手を加えたものですが)

扱うものは、下に書いてある通り

ⅰ)関数の単調性

ⅱ)有限増分の定理

の二つです。今回は前者の説明を行います。後者についてはまた後日。ただ、後者は非常に話として広がりがあるので、いつになるかちょっとわかりません。(集合論以外からのアプローチも可能で、それは数の特徴づけを用いるのですが、この手法自体が集合論的手法と似たものになっている、ような気がします。存在定理としてのzorn補題が実数空間における、上限の存在と対等なものになっている感じです)

今回は実数や自然数といった数について、全く疑問をさしはさまない形を取りました。ただ、まえがきに書いておいたように、有限の特徴づけとして、自然数を用いています。反対に、ベルシュタインの証明では自然数を用いておりません。つまり、有限の範囲でのみ自然数を使用しているということです。

ⅰ)に関してはほかの証明手法があるのかもしれませんが、私は思いつきませんでした。おそらくですが、ベルシュタインの証明で位相的な手法を用いているので、そちらと実数空間の完備性を用いる方法もあるのではないかなと思っています。

間違いがあった場合は指摘していただけるとありがたいです。

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参考文献

①松澤忠人・原優・小川吉彦 「積分論と超関数論入門」学術図書出版(1996)

(ⅰ)はこの本の章末問題から持ってきました。答えのついていない問題でした)

②川田敬義「自然数論」森北出版(1968)

(Zermeloによるベルシュタインの定理を引用・補足させていただきました)

③斎藤正彦「数学の基礎」東京大学出版会(2002)

(lemma-9の証明に選択公理が必要であることを主張している。引用・補足させていただきました)

④竹ノ内脩「入門 集合と位相」実教出版(1971)

⑤松坂和夫「集合・位相入門」岩波書店(1968)

⑥森田茂之「集合と位相空間」朝倉書店(2002)

(この3つは標準的な教科書です)

ではまた。