妄想の種

今日は久しぶりに妄想した。

社会人になって、自分の言語を失っていた気がする。

言語は思考や認知を規定する。

社会人のような言葉を用いると、今まで自分が持っていた感覚が抑え込まれて、

どんどん離れていく感じがする。

アタマが変質してきて、固まったり、灰色になったりしていく。

でも、悪いことばかりじゃない。と、自分を信じ込ませる。

私は一般受けする人間じゃないと思ってきた。でも灰色の脳と脱色した言葉でなら

癖もなくなるし以前より多くの人と会話ができるのだ。

 

---妄想

 

フリーターの女性。演劇をしていて、バイトで食いつなぐ日々。

演じること、天使の役。

一緒に住んでいる女友達。「あなたは夢を追い続けて」

公園で見かけた幼子。「お姉さんみたいにキレイになりたい」

いなくなった母親。どこへ。

夢を追わなくなること、青春の終わり。

繰り返さないブランコ。