閑話休題:図形の性質~円~

信念のパズルはひとまずおいておいて……(明後日のお昼ごろに書きます)

 

明日は国立の受験日ですね~なつかしい!!

今年のセンター試験の数学は難しかったと噂で聞いたので、私も問題を軽く見てみました。

 

うん、分量多いですね。でも、時間の短縮ができないわけでもなさそう。

例えば数Ⅱ・Bの第一問の(1)、例年なら大問として出るような問題です。

そんなもん最初からとかせてんじゃねーぞと言いたくなりますが、円の性質をウマーク使ってやればいちいち方程式を解かずにすみ、時間も節約できます。

 

もしかすると、図形の性質って(受験生の)盲点なんじゃないでしょうか?

 

というわけで今回は円の性質について一つ

みなさん円周角の定理って覚えてますか?あの定理の意味を簡潔に述べるなら

円周上の三点を結んでできる線分によりつくられる角の大きさは、対辺と半径の長さの比に関係する

 といったところ(全然簡潔じゃねーと言われそうですが)。

上の文言で注目してほしいのは、角のある頂点の位置、更には三点の位置について全く言及していないところです。

(鋭い方はお気づきかもしれませんが、これは正弦定理と全く同じです。円周角の定理を解析的な定理に言い換えたものがそれですから)

 

またこの定理からこういう事も言えます。

「平面上に固定された二点A・Bと任意の点Cを取るとき、∠ACBの大きさが一定値(0より大きくπ未満)をとるならば、点Cのその軌跡は二点A・Bを通るある円の円周に含まれる」

 

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↑参考図(二つの円の大きさは同じです)

こちらの方は証明が少し難しいかもしれません(円周角の定理の逆みたいなものなので)。

証明はできなくとも性質を知っておくと便利ですよ~

受験生の方は頑張ってください!!