信念のパズルについて①

2013.2.21、新宿の精神分析バー『cremaster』にて開かれたゼミにお邪魔してきました。

テーマはクリプキの信念のパズルについて。発表された工藤さんの解消法に関してはなるべく触れずに(私には手の加えようがないすばらしい内容でしたので)、私的見解というか、クリプキに対するケチをつけてみようと思います。

 

私が参照したのは春秋社(2013)「言語哲学重要論文集」に収められている『信念のパズル』です。言語哲学に触れるのは今回が初めてで、言語哲学の第一印象は、無駄に専門用語が多いな、でした。

 

前述の論文は4部構成なのですが、表題のパズルは第3部で出てきます。この論文における個人的に重要なキーワードを幾つかあげるとしたら、「事物関与的」「言表関与的」「同定記述」「個人言語」「代入可能性の原理」「引用符解除の原理」「翻訳原理」の7つでしょうか。最初の3つは一瞬しか出てきません。

 

信念のパズルのとても簡単でアバウトな概要を述べると、Aさんが「B(対象)はC」で「D(対象)はCじゃない」と信じていると発言している際にBとDが同一事物であったなら、Aさんの発言(加えて、引用符解除の原理より信念)は矛盾している。これはパズルだ!!ということらしいです。

本文では上の7つの言葉を使って小難しくパズルについて説明をしていくのですが、正直に言うと、私には 何をパズルとしていて、何を問題にしたいのか が分かりませんでした。

 

そろそろ眠くなってきたので続きは後日にでも。。。。。