僕の脳は液状化し始めているのかもしれないという妄想

「僕の脳は硬化し始めているのかもしれない」

すごく久しぶりに数学の本を開いた。私が慣れ親しんだ言語だ。

母語である日本語よりも触れていると安心感があり、僕の感覚にしみこみ広がっていく言語だった。かつては。

私はたった5ページすら読むことができなくなっていた。

私がもし、中学生くらいに親に捨てられたとしたら、こんな気持ちになったのかもしれない。親を捨てたのは私だけど。

私の中の世界は社会にビジネス用語にぐるぐる回されて溶けてしまったのかも。

私の脳は液状化してしまった。

どろどろになって排水溝に流れ込み、海まで行って雲になる。

そして、雨となり私のもとに降り注ぐ。私は口を開けて受け止めようとするけど、苦みしかない。

欠落を埋めるだけのこと

なんとなく働き始めた時から気付いていたことがある。

人は「学び」というものを尊び、私にはその「学び」という感覚が欠けている。

どうやらみんなは「学び」を得ることで快感を得るようだ。

私にとって「学び」は得るものではない。

脳の報酬系がぶっ壊れてるというより、

訓練されてこなかったのだ。悲しいことに。

 

私は何かしら足りないと感じるものをただ埋めている。

より細かく言えば、現実世界で起きていることを解釈し、

自分の中の世界で再現するという過程に発生するエラーに対処している。

表現の道具が適切でなかったり、解釈がそもそもしようがなかったり。

そういった際に外の世界と内の世界を接続するために足りないものを埋めるのだ。

そういった場合は外の世界のほうが大きな集まりに感じられる。

 

だが、私の世界にはあって外の世界にないものもあるのだと思う。

ただ埋め続けるだけでいいのだろうか。自分の世界を広げるほうにも力を注いでいいのではないだろうか。

 

私は「学び」を欠いている。死ぬまで穴を埋めるだけの人生は送りたくない。

気持ちよくないし、楽しくないから。

月曜日 kill us all

自分が人間嫌いだったことを思い出した。

月曜日がやってくる。

社会がみんなは嫌いだ。

社会科のテストは暗記だけしていけば解けるのに。

人生には白紙回答で提出です。神様に怒られるのかな?

埋まった資料を見て理解できない上司は雰囲気で怒る。

上は有能? 修正なしのファイルは永遠に残って、残って、月曜日は終わり。

Ctrl+Zで人生が巻き戻ればいいのに。

ショートカットで終わりまで行ければいいのに。

悪いのは君だと思ってた、月曜日。

悪いのは君じゃない。人間だ。