欠落を埋めるだけのこと

なんとなく働き始めた時から気付いていたことがある。

人は「学び」というものを尊び、私にはその「学び」という感覚が欠けている。

どうやらみんなは「学び」を得ることで快感を得るようだ。

私にとって「学び」は得るものではない。

脳の報酬系がぶっ壊れてるというより、

訓練されてこなかったのだ。悲しいことに。

 

私は何かしら足りないと感じるものをただ埋めている。

より細かく言えば、現実世界で起きていることを解釈し、

自分の中の世界で再現するという過程に発生するエラーに対処している。

表現の道具が適切でなかったり、解釈がそもそもしようがなかったり。

そういった際に外の世界と内の世界を接続するために足りないものを埋めるのだ。

そういった場合は外の世界のほうが大きな集まりに感じられる。

 

だが、私の世界にはあって外の世界にないものもあるのだと思う。

ただ埋め続けるだけでいいのだろうか。自分の世界を広げるほうにも力を注いでいいのではないだろうか。

 

私は「学び」を欠いている。死ぬまで穴を埋めるだけの人生は送りたくない。

気持ちよくないし、楽しくないから。

月曜日 kill us all

自分が人間嫌いだったことを思い出した。

月曜日がやってくる。

社会がみんなは嫌いだ。

社会科のテストは暗記だけしていけば解けるのに。

人生には白紙回答で提出です。神様に怒られるのかな?

埋まった資料を見て理解できない上司は雰囲気で怒る。

上は有能? 修正なしのファイルは永遠に残って、残って、月曜日は終わり。

Ctrl+Zで人生が巻き戻ればいいのに。

ショートカットで終わりまで行ければいいのに。

悪いのは君だと思ってた、月曜日。

悪いのは君じゃない。人間だ。

あの目と表情

私の苦手なもの、期待に輝いていた目が曇り、失望ではなく寂しさを浮かばせた表情。

どうしても私にはあれを受け止めることができない。

そもそも期待のまなざし自体が耐え難い。その視線は私を通り抜けてどこか違うところをみていると思っていた。多分それは正確ではない。

私と相手の間に薄く白い幕が下りていて、私の背後に置かれた希望の光が作る人影を彼ら、彼女らは見ているのではないだろうか。

そんな光が先にあるとは思えないし、その影は私ではない。やめてほしい。どうせなら暗幕しか見えず絶望するなり、仕切られたせいで見えない、気が付かれないほうがましだ。

 

なんてことを思ってしまった。

こうやって言葉にすると身勝手な考えなのはわかる。自分の中の不合理に驚く。